川崎フロンターレが浦和レッズを2-0で下し、3日のサンフレッチェ広島戦で左ひざ靱帯(じんたい)損傷のけがを負ったMF中村憲剛(39)に白星を届けた。

主将のFW小林悠(32)が途中出場し、1-0の後半33分に勝利を引き寄せるヘディング弾を決め、今季12得点目を挙げた。小林は「監督からも『取ってこい』と言われていた。クロスにしっかり合わせられて良かった。ドンビシャリだった」と話した。

中村には、川崎Fに加入した当時から支えられてきた。小林も拓大4年の時に、右膝前十字靱帯(じんたい)断裂のけがを負った経験を持つ。「自分も同じけがをしているので、相談役になりたいと思っていますし、若いころから支えてきてもらった選手なので、力になりたいという気持ちもある。試合でゴールを決めることが憲剛さんにとってうれしいことなのかなと。ゴールを届けられて嬉しく思います」と、中村への感謝の気持ちを口にした。