FC東京がセレス・ネグロス(フィリピン)を2-0で下し、ACL本戦出場を決めた。

強い雨の影響でピッチは水浸し状態となり、ボールが不規則にすべる、止まるを繰り返す劣悪なコンディションでの1戦となった。東京は4-3-3を採用。3トップには左からFWレアンドロ、アダイウトンの新加入2人に下部組織出身の原大智が並んだ。FWディエゴ・オリベイラ、日本代表FW永井謙佑の2枚看板がコンディション不良で欠場し、新しい顔ぶれとなった。

両チームともロングボールを多様する中で東京が序盤から優位に進めた。前半40分には新加入FWレアンドロがGKとの1対1を迎えるも、シュートを止められてものにできなかった。

迎えた後半3分、先制点はDF室屋成から生まれた。ペナルティーエリア内でアダイウトンが競り合ったこぼれ球にいち早く反応し、右足でゴール右上へ。GKの手に当たったボールはそのままゴールへ吸い込まれた。

終了間際にはピンチを迎えたものの、クリアボールを中盤で拾ったアダイウトンがドリブルで猛然と前進。飛び出してきたGKの頭上を抜く鮮やかなループシュートを44分に決め、試合を決定づけた。

▽DF室屋成「寒すぎてやばいんですけど、なんとか決められて良かったです。ボールもなかなか進まない中で、どうやって点を決めようかなってチームとしても思っていました。その中でも全員でハードワークした気持ちで得点を決められて良かったです。ゴールの枠に飛ばしたら何かが起こるかなと思っていた。気持ちで押し込んだ」