清水エスパルスのネトが、ゴールを死守する覚悟を示した。クラブはこの日、静岡市内のグラウンドで練習。軽めのメニューで約1時間の調整に励んだ。

今季最初の公式戦となった川崎フロンターレ戦は、1-5で大敗。昨季はリーグ最多69失点を喫しており、守備の不安定さをぬぐい去ることはできなかった。苦いJデビュー戦となったネトだが、「結果をみたらダメかもしれないが、良い経験になった。(川崎Fの)高いレベルのプレーに驚いた」。徐々にJの環境にも慣れてきた。

2012年(平24)にフィゲイレンセFC(ブラジル)でプロ生活を始めて以降、公式戦での5失点は、2度目の経験だという。「悲しいが修正していくしかない」と顔を上げた。攻撃を重視したスタイルだけに、常に守備のリスクは付きまとう。「どうしてもDFは薄くなる。個人では守りきれないので、守備陣と話し合いたい」。連係の重要性を強調した。

リーグ開幕戦は23日、長谷川健太監督(54=清水東高出)率いる東京と対する。「まずは相手を分析して、対策を考えたい」と力を込めた。5年ぶりの開幕戦勝利を狙う。【古地真隆】