J1仙台のDFシマオ・マテ主将(31)が17日の練習後、報道陣のテレビ電話取材に応じた。新型コロナウイルスの影響で、先月28日からファン、サポーターの練習見学と取材活動が中止に。その日までに非公開練習やオフも挟むため、選手が対応するのは同24日の練習以来3週間ぶり。

仙台は公式戦2試合を終え、翌日にルヴァン杯C大阪戦を控える同25日にリーグ中断が決まった。Jリーグは当初予定していた18日再開を断念し、来月3日再開に目標を切り替え調整中。マテは「中断で練習できる時間を確保でき、戦術理解度を深めるいい期間になっている」。ケガで離脱していた選手も徐々に戻り「いい雰囲気」。さらに「自分たちはいつ試合が行われても万全な状態でプレーできるようにしたい」。再開初戦予定の同4日アウェー湘南戦に照準を合わせる。

休校などで自由に過ごすことができない子どもたちに向けては「難しい状況が世界中で続いているが、いつかこの状況は改善する。親とか周りの人の話をよく聞いて、長い時間かもしれないが、すべてが解決するときのために、今はみんなで我慢して耐えていきましょう」。父でもあるマテが力強いエールを送った。【山田愛斗】

▽仙台木山監督(リーグ中断)「(選手は)公式戦がないので、そこに対して残念に思っていると思うが、『いつ再開してもいい試合ができるように』ということを声を掛け合いながらやっている」