浦和レッズは19日、ホームタウンのさいたま市に1万5000枚のマスクを寄贈したと発表した。

新型コロナウイルス感染拡大の中、最前線で対応する医療従事者に向けて同市を通じて各医療機関や病院へ順次納品される。浦和レッズとしてだけではなく、現役選手をはじめ、浦和レッズOBなどがSNS上で取り組んでいる「@ThanksMedicalWorkers」や地元企業などの協力により実現したという。マスクは「Jリーグの日」となる5月15日に寄贈された。

浦和レッズの立花洋一社長は「浦和レッズとして、日頃から支えてくださっているホームタウンのみなさまに少しでも恩返しがしたいとの思いで、マスク1万5000枚をさいたま市へ寄贈しました。これは、トップチームの宇賀神友弥、鈴木大輔、長沢和輝、柏木陽介、元浦和レッズ遠藤航や地元企業のくさの工務店様(さいたま市南区)の協力があり実現することができました。新型コロナウイルスに対して最前線で従事してくださっている医療従事者の方々を始め、関係者のみなさまにお役立ていただければと思います。現在Jリーグは2月下旬から試合を中断しており、まだ再開日程も決まっていない状況にあります。選手、クラブスタッフは、ホームタウンのみなさまやファン・サポーターのみなさまの期待に応えるために、再開に向けて準備を進めております。また、埼玉スタジアムでみなさまにお会いできればと思います」とクラブを通じてコメント。

またさいたま市の清水勇人市長は浦和レッズを通じ「新型コロナウイルス感染症の拡大によりマスク不足が続いている中、1万5000枚ものマスクを寄付いただき、心より感謝申し上げます。ご寄付いただきましたマスクは、市内医療機関ほか喫緊で必要とされる施設等へ配布させていただき、有効に活用させていただきます。Jリーグの再開が延期となり、クラブとしても大変な局面にあられると思いますが、当市は引き続きホームタウンとして浦和レッズを支援してまいります。このたびは誠にありがとうございました」と感謝のコメントを寄せた。