北海道コンサドーレ札幌MF金子拓郎(22)がオンライン取材で、自主トレに励む近況を語った。

プロ1年目の今季は新型コロナウイルスの影響で異例のリーグ中断。「サッカー人生でなかったこと。ただ自粛は最優先。(時間があることを)ポジティブに考えている」と前向きに捉え、リーグ再開に向けた準備を続けている。

活動自粛期間中は札幌の選手寮「しまふく寮」で、同期のDF田中駿汰、MF高嶺朋樹(ともに22)と映画鑑賞やゲームをしてリフレッシュ。屋外で練習できない日々が続いていたが「キャンプで積み上げてきたことをけずらずにやっていきたい」。従来のシーズン中であれば減少しがちな筋トレや体幹トレで体を作り込んでいる。

特別指定選手だった昨季は公式戦14試合に出場し1得点。今季は開幕前の練習試合で6戦5発と好調だったが、2月22日の柏とのリーグ開幕戦は出場機会がなかった。金子は「(自粛期間を)チャンスと捉えて(再開後には)アピールして試合に絡めるようにしていきたい」と力を込めた。【浅水友輝】