ガンバ大阪は25日、大阪・吹田市内で再始動し、元日本代表FW宇佐美貴史(28)が早くも全開宣言だ。新型コロナウイルスの影響で約2カ月ぶりにチームとして練習を再開。完全非公開で選手を3班に分けたグループ練習が当面は続く。

それでも宇佐美は強気な姿勢を見せた。

「(この2カ月で他の選手に)どこまで差をつけられるかという思いで練習をしてきた。いきなり実戦に入っても大丈夫なように準備はしてきた。『(本格練習を行うには)まだチーム練習が始まってからでいいや』と思っていたら、勝負はついていると思う。今季に関しては、それがカギになる」

3月中旬には左膝を負傷して別メニューだったが、この中断期間で完治したもようでプラスに作用した。

「(Jリーグ再開後は)過密日程になっても、今まで我慢してきたので試合が入るのは大歓迎。むしろ、それくらいやってほしい。その疲労感の方が心地いい」。自宅待機中は気分転換にDIYで壁紙を替えたり、娘とままごとで遊んだという。オンとオフの完全な切り替えに成功したエースが、ピッチで大活躍の予感を漂わせた。