なでしこリーグ1部の日テレ・東京ヴェルディベレーザが2日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休止していたチーム練習を約2カ月ぶりに再開した。

練習はチームを大きく2つのグループに分け、時間差で実施した。日本代表MF長谷川唯(23)は「思いっきりボールを蹴るのは久々だったので楽しかったです。ここからまたリーグ開幕にしっかり合わせていければ」と意気込んだ。

チームでは、昨オフに4年連続得点王で、18、19年はMVPとのダブル受賞を果たしていた得点源の日本代表FW田中美南(26)がINAC神戸へ移籍。加えて今回の練習休止期間中に背番号「10」を背負っていた日本代表MF籾木結花(24)も米国女子サッカーリーグ(NWSL)のOLレインへ移籍した。チームの核とも言える2人を失い、永田雅人監督は「(籾木が)今季、全くうちでプレーしないでいくという流れになったことは想定外でした」と正直な気持ちを明かした。一方で、教え子の世界での飛躍にも期待し「僕がやっていることを世界で体現する代表者になってほしいなという気持ちも同時にあります。それがちゃんとそういう道につながっているということを認識させてほしい。それは本人にも伝えました」とエールも送った。

欠かせない主力だった2人が抜けてもリーグ5連覇中の日テレの選手層は厚い。近年は常に10人前後が日本代表に招集されており、長谷川は「競争が本当に激しい」と語る。「ポジションが空いたことで、若い子の成長は楽しみにしているところです。戦力ダウンになったと言われないように、チームとして一回り成長できるシーズンにできればと思います」と前人未到のリーグ6連覇を見据えた。

この日は日本女子サッカーリーグから、なでしこリーグ1部の開幕日が7月18日になることも発表された。近年のなでしこリーグは10チームで戦う前後半9節ずつを分けて行っており、夏場の6~8月は中断期間だった。カップ戦は行っていたものの、7月のリーグ戦開催は異例。主将のDF清水梨紗(23)は「すごく暑いと思うんですけど、自分のプレースタイル的に、走ることが大事になってくると思う。そういうことでチームに貢献したり、プレーで全員を引っ張っていけたらいいんじゃないかなと思います」と意気込んだ。【松尾幸之介】