ガンバ大阪は12日、大阪・吹田市で完全非公開の練習を行った。練習後にMF小野瀬康介(27)とMF矢島慎也(26)が、オンラインで取材に応じた。

昨年は30試合7得点でブレークした小野瀬は「2桁ゴールが目標。どれだけゴールに絡むプレーができるか」と自信を見せた。昨年は右ウイングバックで主力に定着し、今季はFW宇佐美との2トップでの出場が増えそうだ。

中盤はどこでもこなす矢島は、2月23日の横浜Fマリノスとの開幕戦でゴールを決めた。「目標は1つでも多く勝つこと。優勝を目指し、1つずつ勝利を積み重ねていきたい」と語った。

今季のJリーグの特徴は、新型コロナウイルスで公式戦が約4カ月中断されたことで過密日程となり、そのために交代枠が5人に増えたこと。

矢島は「けがのリスクを考えれば、交代枠が増えたのは『割とあり』かもしれないけど、選手は交代させられたくない気持ちもある」と、あくまでもフル出場を念頭に置いた。

小野瀬は「全部出たいが、無理なこともある。ガンバは戦力がいるので、疲れた自分が出るよりも(他のメンバーが出た方が)強みになる」と、総力戦で臨む覚悟を示した。【横田和幸】