カマタマーレ讃岐がホームでの開幕戦で逆転負けを喫するも、大卒ルーキー2人が輝きを放った。

1点を追う讃岐は後半19分、FW川崎一輝(22)が同点ゴールを挙げ、1分後の同20分にFW栗田マークアジェイ(22)が、一時は勝ち越しとなるゴールを決めた。

大経大卒の新人川崎は、同じ新人の栗田が相手GKに重圧をかけて、こぼれ球に右インサイドで反応してゴールした。川崎はガンバ大阪門真ジュニアユース、東海大仰星、大経大を経て今季から讃岐入りし、G大阪からのプロ初ゴールは格別なものになった。

果敢な前線でのプレスで貢献した栗田も静岡産業大卒の新人で、川崎の得点を演出し、勢いに乗って1分後に左クロスを右足で一時は勝ち越しとなるゴールを決めた。その後の連続失点で逆転負けを許したが、2人とも開幕戦で記念すべきJリーグ初得点を刻んだ。

就任1年目の望月一仁監督(62)は「この3カ月間で(新人が)育ったので調子のいい選手を使った」と若手中心で臨んだことを説明したが、一方で「自分たちのリズムだとゴールを目指せるが、相手ペースだと我慢できない。中央を割られて失点したのは課題。前線から守備で入った時は、流れや得点を作れたので続けていきたい」と、今後に向けてコメントした。