浦和レッズの大槻毅監督(47)が8月から始まる愛知以西への長距離移動に備え、細心の注意を払う姿勢を示した。

8月1日の清水エスパルスとのホーム戦に向けて7月31日にはさいたま市内で非公開練習を実施。練習後にオンラインで会見に臨んだ。

7月は仙台とのアウェー戦以外は関東圏での試合が組まれていたが、8月1日の清水戦後の同5日ルヴァン杯セレッソ大阪戦、同8日名古屋グランパス戦は、いずれもアウェーで、中部以西に移動することになる。全国的に新型コロナウイルス感染者が増えていることもあり、大槻監督は「クラブとも段階を想定した上で、基準を決めて取り組んでいる。長距離移動は新たな局面。すべてが自由に、サッカーだけに集中できる状況でない局面は続いている。気を引き締めて注意しなくてはいけない点がある」と口にした。

Jクラブの選手、関係者にコロナウイルス感染が報告され始めた。特に大都市圏での感染は広がっている。大槻監督は「守るべきものは守る。それで家族や自分の健康だけでなく、サッカーが続けられたり、サポーターを喜ばせることができる。クラブ、選手とともに社会貢献の意識を持っていくことが大事」と気を引き締めていた。