J1第10節が8月15日、16日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

北海道コンサドーレ札幌 – 川崎フロンターレ

・札幌対川崎の通算10試合では、札幌が2分8敗と勝利を挙げていない。札幌にとって川崎は、勝利したことのない中で最も対戦回数が多く、現在J1に在籍している中では1試合平均得点が最も少ない相手(0.8得点)。

・札幌は現在2連敗中であり、直近6試合でもわずか1勝(3分2敗)。今節でも敗れると、2019年4月以来の3連敗となる。

・札幌はホーム戦直近10試合でわずか2勝(3分5敗)。本拠地ではこれ以前の4試合で3勝を挙げていた(1分)。

・札幌は関東地方のクラブとの対戦で現在5試合連続無敗(3勝2分)。同対戦では、それ以前に3連敗を含み、6試合連続未勝利だった(3分3敗)。

・川崎は現在、クラブ記録となる8連勝中。また、今季開幕から9試合での獲得勝点は、2018年の広島と並びリーグ史上ベストタイ(25)。今節でも勝利を挙げると、開幕10試合ではリーグ記録の勝点となる。

・川崎は今季、総パス数に対するファイナル・サードでのパス比率がリーグで最も大きい(37.8%)。同エリア内でのパス成功率もリーグトップ(80.3%)。

・ペトロヴィッチは監督として、川崎との通算24試合でわずか2勝(7分15敗)。同指揮官にとって川崎は最も勝率の低い相手(8.3%)。

・小林悠は2017年以降の札幌戦で、6試合に出場して6得点を記録。同期間では仙台と並び、最も多く得点を挙げている相手。


ベガルタ仙台 – 清水エスパルス

・仙台対清水の通算22試合では、仙台が8勝4分10敗とわずかに負け越している。仙台にとって清水は、名古屋と神戸(9勝)に次いで勝利数が2番目に多い相手の1つ(柏、FC東京と並び)。

・仙台は清水戦直近9試合でわずか1敗(6勝2分)。それ以前の今カードでは5連敗を含み、10試合連続未勝利だった(2分8敗)。

・仙台は前節神戸戦で、7試合ぶりの勝利を挙げた(2-1)。連勝を記録したのは2019年6月が最後。また、ホーム戦では現在5試合連続未勝利(2分3敗)。

・清水は現在、2019年6月以来の4試合連続無敗(2勝2分、当時5試合連続)。今季はそれ以前に、開幕から5連敗を喫していた。

・清水はアウェイ戦で現在7試合連続未勝利(2分5敗)。この間、1度も複数得点を挙げていない(計5得点)。敵地で勝利を挙げたのは、2019年9月の湘南戦が最後(6-0)。

・仙台の今季ポゼッションはリーグ最少であり、唯一40%台を切っている(39.6%)。2015年以降のJ1で、シーズンのポゼッションが40%未満を記録してるのはこれまで2クラブだけ(松本:2015/2019、甲府:2016)。

・仙台が清水戦で挙げた直近7得点のうち、4点はクロスから決めたもの。対する清水も、今カード直近7得点のうち、4点が同状況からのもの。

・蜂須賀孝治は今季、オープンプレーからのクロス数がチーム最多(25本)。同クロスを15本以上記録したDFの中では、同成功率がリーグベスト(40%:10/25本)。また、DFの中ではラストパスもリーグ最多(14)。


横浜FC – 湘南ベルマーレ

・J1での横浜FC対湘南は今回が初対戦となる。J2では通算38試合対戦し、横浜FCが13勝7分18敗と負け越している。

・横浜FCは現在、クラブ史上ワーストとなる5試合連続複数失点を喫しての5連敗中(1試合平均:3失点)。今季それ以前の開幕から4試合で、2失点以上を喫したのはわずか1試合だけだった(1勝2分1敗:1試合平均1.3失点)。

・横浜FCはホーム戦直近16試合でわずか1勝(2分13敗)。この間、無失点に抑えたのはわずか1試合(1試合平均1.9失点)。

・横浜FCは神奈川県のクラブとの対戦で現在5連敗中。この間、4試合で4失点以上を喫している(1試合平均4.8失点)。対する湘南は、神奈川ダービーで現在12試合連続未勝利(3分9敗)。

・湘南は現在、今季2度目の3連敗中。また、今季開幕から9試合での得点数はクラブ史上ワースト2位(8)、獲得勝点は同ワースト(4)。

・湘南は昇格クラブとの対戦で現在6試合連続未勝利(3分3敗)。湘南も昇格クラブであったときの同格クラブとの対戦勝率は50%(16試合:8勝3分5敗)だが、同チームが前シーズンに残留した場合の勝率はわずか9%(11試合:1勝3分7敗)。

・松尾佑介は今季、ドリブル数がリーグ5位。また、同成功率はドリブルを25回以上記録した選手の中でリーグベスト(63.3%:19/30回)。

・齊藤未月の今季タックル成功数はチーム2位の13回。このうち敵陣内の同成功数は10で、リーグ最多。


大分トリニータ – 横浜F・マリノス

・大分は横浜FM戦直近7試合でわずか2勝(1分4敗)。この間、無失点に抑えたのはわずか1試合のみ(計7失点)。

・大分はホームでの横浜FM戦直近4試合で2勝(2敗)。それ以前の本拠地での今カードでは5試合連続未勝利だった(2分3敗)。

・大分は現在、クラブ史上ワースト2位となる5試合連続複数失点を喫しての5連敗中(1試合平均:3失点)。昨季開幕から29試合で記録した複数失点試合数と等しい(1試合平均:0.9失点)。

・大分はホーム戦で現在3試合連続未勝利(1分2敗)。今節でも敗れると、同一シーズン内では降格した2013年シーズン以来となる同地での4試合連続未勝利となる(当時:17戦勝利なし)。

・横浜FMはアウェイでの直近の試合を無失点で勝利した(仙台戦:1-0)。しかし、敵地で2試合連続無失点に抑えたのは2018年3月が最後。

・横浜FMは今季決定機を演出した回数がリーグトップの23回。しかし、決定機を外した回数もリーグワーストタイの17回。

・横浜FMは今季、ドリブル数がリーグ最多(182)。対する大分はドリブル数が今季リーグで最も少ない(76)。しかし、同成功率では大分が上回っている(横浜FM:46.2%、大分:59.2%)。

・オナイウ阿道は今季、途中出場からの敵陣PA内タッチ数がリーグ最多(22回)。また、同状況からのシュート数はリーグ最多タイ(13本:枠内5本)。


浦和レッズ – サンフレッチェ広島

・浦和対広島の通算54試合では、浦和が30勝5分19敗と大きく勝ち越している。浦和にとって広島は、最も多く勝利を挙げている相手。

・浦和は広島戦直近10試合で4勝2分4敗と互角。しかし、それ以前の今カードでは5連勝を挙げていた。

・浦和は直近5試合でわずか1勝(1分3敗)。今季はそれ以前、開幕から4試合で3勝を挙げていた(1分)。

・浦和はホーム戦直近12試合でわずか2勝(4分6敗)。この間、無失点に抑えたのは2試合のみ(1試合平均1.6失点)。

・広島は現在、2試合連続無失点での連勝中。今節でも勝利を挙げると、同一シーズン内では2019年4月以来となる3連勝を記録する(当時5連勝)。

・広島は今季、アウェイでの失点数がリーグ最少(1点)。同クラブは敵地での無失点試合数が今季リーグで最も多い(3試合)。一方、浦和はホームでの得点数が今季リーグワーストタイ(2点)。

・浦和と広島が今季挙げた11得点は、全て敵陣PA内からのシュートで記録。浦和は、同エリア内で放った枠内シュートの決定率がリーグトップの52.4%(11点/21本)。

・関根貴大は2015年シーズン以降、広島戦で5試合に出場して3得点を記録。同期間では最も多く得点を挙げている相手(1アシスト)。


柏レイソル – セレッソ大阪

・柏はホームでのC大阪戦直近11試合でわずか1敗(6勝4分)。また、この間全ての試合で得点を挙げている(1試合平均2.2得点)。

・柏は現在、2017年10月~12月以来となる5試合連続無敗(4勝1分)。また、直近4試合はいずれも1失点以下に抑えている。

・C大阪は現在5試合連続無敗であり(2勝3分)、直近11試合でもわずか1敗(7勝3分)。また、直近21試合で複数失点を喫したのはわずか1試合のみ(1試合平均:0.6失点)。

・C大阪は今季第9節終了時点で暫定3位。J1史上、開幕から9試合の得点数が一桁ながら(9)、トップ3入りした初のクラブ。

・C大阪は今季無失点に抑えた試合数がリーグ最多タイ(5試合)。また、被枠内シュート決定率もリーグ最少の13.9%(5失点/36本)。

・坂元達裕の今季被ファウル数はリーグ最多の27回。ファイナルサードでの被ファウル数もリーグ1位(11)。

・今季J1でフル出場している選手がもっとも多いのはC大阪(4人)。同クラブの日本人選手で唯一全試合フル出場している選手は松田陸だけ。

・クリスティアーノは柏が2017年以降のC大阪戦で挙げた6得点のうち、5点に直接関与している(3得点、2アシスト)。同選手にとっては、同期間で最も多く得点に直接関与している相手(5点)。


FC東京 – 名古屋グランパス

・FC東京は名古屋戦で現在の4連勝を含み、7試合連続無敗(5勝2分)。今カードで敗戦を喫したのは、2015年5月の対戦が最後(0-1)。

・FC東京はホームでの名古屋戦で、現在の3連勝を含め直近9試合で6勝(3敗)。しかし、本拠地での同カード通算18試合で無失点に抑えたのはわずか2試合のみ(1試合平均:1.2失点)。

・FC東京は現在、同一シーズン内では2018年8月~9月以来となる4試合連続未勝利(3分1敗、当時8試合連続)。それ以前は今季開幕から5試合で4勝を挙げていた(1敗)。

・FC東京はホームでの直近6試合でわずか1勝(2分3敗)。本拠地でのそれ以前の14試合では、8連勝を含んで12勝を挙げていた(2敗)。

・名古屋は直近5試合で4勝を挙げている(1敗)。また、今季開幕から8試合での得点数は、1996年(19点)に次いでクラブ史上2位(17得点)。

・名古屋の今季交代カード利用数はリーグ最少の27回。一方、FC東京の今季交代出場選手による得点数は川崎と並びリーグ最多タイ(6)。

・ディエゴ・オリヴェイラは名古屋戦通算6試合で7点に直接関与している(4得点、3アシスト)。対チーム別では、広島(8点)に次いで2番目に多く得点関与している相手。

・永井謙佑はFC東京が名古屋戦で挙げた直近7得点のうち、4点に直接関与している(3得点、1アシスト)。同選手にとって名古屋は、FC東京へ加入した2017年以降に最も多く得点を挙げている相手(3)。


サガン鳥栖 – ガンバ大阪

・鳥栖対G大阪の通算14試合では、鳥栖が7勝1分6敗とわずかに勝ち越している。鳥栖にとってG大阪は、現在J1に在籍するクラブの中で、大分(1.8点)に次いで2番目に1試合平均得点の多い相手(1.57得点)。

・鳥栖はホームでのG大阪戦通算7試合で6勝(1敗)。鳥栖にとってG大阪は、2試合以上対戦したチームの中で、本拠地での勝率が最も高い相手(86.5%)。

・鳥栖は直近12試合でわずか1勝(5分6敗)。この間、9試合で無得点に終わっている(1試合平均:0.4得点)。

・G大阪は直近6試合で5勝を挙げている(1敗)。また、開幕から9試合での獲得勝点としては、2008年以降でクラブベストタイ(19:2015年と並び)。

・G大阪はアウェイ戦で現在、クラブ史上ベストタイとなる5試合連続複数得点を挙げて無敗(4勝1分)。敵地ではそれ以前の4試合で3敗を喫していた(1勝)。

・G大阪は今季勝利数がリーグ2位(6勝)。このうち、1点差で勝利を挙げたのは5試合であり、同点差勝利数は今季リーグ最多。

・鳥栖は今季得点数がリーグ最少(5点)。敵陣PA内で放った枠内シュート数もリーグでもっとも少ない16本であり、同決定率もリーグワースト(18.8%:3点/16本)。

・エドゥアルドは今季、デュエルを50回以上記録した選手の中では同勝率がリーグベスト(67.8%:40/59)。同選手は今季出場した9試合すべてでデュエル勝率が50%を上回っている。


鹿島アントラーズ – ヴィッセル神戸

・鹿島は神戸戦直近12試合で5敗(5勝2分)。それ以前の今カード30試合で喫した敗戦数と等しい(20勝5分5敗)。

・鹿島はホームでの神戸戦で現在6試合連続未勝利(1分5敗)。今節でも勝利を挙げられなければ、本拠地での同一クラブに対する連続未勝利数としてクラブワースト記録となる。

・鹿島は現在、今季初の連勝中。それ以前の11試合で挙げた勝利数と等しい(2勝2分7敗)。今節でも勝利を挙げると、2019年7月以来の3連勝となる。

・鹿島は関西地方のクラブとの直近16試合でわずか1敗(11勝4分)。この間、全試合で得点を挙げている(1試合平均:1.6得点)。しかし、この1敗は直近の同地方クラブとのホーム戦で喫したもの(神戸戦:1-3、2019年11月)。

・神戸はアウェイ戦で現在、2015年3月~5月以来となる5試合連続無敗(3勝2分)。敵地で敗れたのは、2019年11月の名古屋戦が最後(0-3)。

・鹿島は今季、コーナーキックからの失点数がリーグワースト(5失点)。被コーナーキック決定率も今季リーグワースト(13.2%:5失点/38本)。

・酒井高徳は今季インターセプト数がリーグ最多(28回)。開幕から全試合でインターセプトを記録している3選手のうちの一人。

・町田浩樹の今季ロングパス成功率は57.5%。同パスを90本以上記録している選手の中では、リーグで唯一50%以上の成功率を記録している選手(54/94)。