J1第16節が9月12、13日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

清水エスパルス – 鹿島アントラーズ

・清水は鹿島戦で現在の5試合連続無得点を含み、7試合連続未勝利(2分5敗)。現在進行中の連続無得点としては、クラブワーストを記録している相手。

・清水は現在、今季2度目の5連敗中。同一シーズン内に2度の5連敗を喫したのは降格した2015年シーズン以来、2度目のこと。また、同クラブは今節敗れると、1996年5月~9月以来の6連敗となる。

・鹿島は現在、2017年9月以来の4連勝中(当時5連勝)。また、この4試合では全て複数得点を記録(1試合平均2.5得点)。それ以前の今季開幕からの12試合では1試合平均1.3得点だった。

・鹿島は今季アウェイ戦9試合では1度もクリーンシートを記録していない。同クラブは今試合で失点すると、同一シーズン内では2013年11月以来の敵地で10試合連続失点となる(当時15試合連続)。

・鹿島はアウェイで先制点を喫した試合数が今季リーグワースト(8試合)。しかし、敵地で同状況となった直近4試合では3勝している(1敗)。

・清水はセットプレーからの得点数が今季リーグ2位タイ(12得点)。同クラブが挙げた直近5得点の内、4点は同状況からのもの。一方の鹿島は今季、セットプレーからの失点数がリーグワースト2位(8失点)。

・カルリーニョスは現在、7月以来となる今季2度目の2試合連続得点中(計2点)。この2得点はいずれもフリーキックからヘディングで記録したもの。

・犬飼智也は今季、空中戦勝利数がリーグ最多(58回)。空中戦を50回以上記録した中では同勝率が今季リーグベスト(66.7%:58/87回)。


ヴィッセル神戸 – FC東京

・神戸はFC東京戦直近11試合でわずか2勝(3分6敗)。この間、6試合で無得点に終わっており、複数得点を挙げたのも1試合のみ(1試合平均0.7得点)。

・神戸は現在4試合連続未勝利(3分1敗)であり、引き分けた試合数が今季リーグで最も多い(7試合)。同クラブは今節敗れると、今季初の連敗となる。

・FC東京は現在の3連勝を含む、直近5試合で4勝(1敗)。この間に複数失点を喫したのは敗れた鹿島戦(1-2)のみ(1試合平均0.8失点)。

・FC東京は今季アウェイでの9試合で無敗(5勝4分)。敵地で獲得した勝ち点は川崎と並んで今季リーグ最多(19ポイント)。また、同クラブは今試合で引き分け以上だと、アウェイではクラブベストの10試合連続無敗となる(現在は2013年7月~9月と並びベストタイ)。

・FC東京は今季、PK獲得回数がリーグ最多タイ(4点/5回)。一方の神戸は相手に与えたPK数が今季ワーストタイ(3回)。また、前節の川崎戦では2015年シーズン以降ではチーム初の1試合2度のPKを献上。

・神戸は今季開幕から8月19日の柏戦までに記録した1試合平均の敵陣パス数が、同期間ではリーグ3位の345.4本(3,799本/11試合)。しかし、それ以降のイニエスタが欠場した直近5試合の同パス数は271.0本(1,355本/5試合)。

・藤本憲明は先発出場した直近4試合で5点に直接関与(3得点、2アシスト)。同選手は神戸加入以降、途中出場した12試合では1度も得点に直接関与していない。

・永井謙佑は出場したアウェイの神戸戦直近5試合で2得点。2015年以降、同選手が敵地で2得点以上を挙げているのは清水戦(2点)と神戸戦のみ。


北海道コンサドーレ札幌 – 浦和レッズ

・札幌は浦和戦直近7試合で2敗(3勝2分)。これ以前の同カードは5連敗を喫していた。昨季の今対戦ではクラブ史上初となるシーズン2試合を無敗で終えた(1勝1分)。

・札幌は現在の2連敗も含み、8試合連続未勝利中(2分6敗)。最後に同一シーズンでこれ以上の試合白星から遠ざかったのは2012年7月(当時9連敗)。

・浦和は直近4試合で1勝(1分2敗)。同4試合ではすべて失点していて、この間の1試合平均失点数は2(合計8失点)。

・浦和はアウェイ戦直近6試合では白星と黒星を繰り返している(3勝3敗、前回は敗戦)。この間勝利した各3試合では1失点以下に抑えているが(合計2失点)、敗れた各3試合はいずれも複数失点を喫していて、この間の1試合平均失点は3.7(11失点)。

・札幌は今季ホームで先制したのリーグ最少タイの2試合。今季本拠地で同展開から白星がないのも札幌と仙台だけ。

・札幌は現在、昨年5月以来の3試合連続無得点。この間44本のシュートを放っているが(1試合平均14.7本)、枠内シュート率は31%で、この期間ではリーグワースト2位の確率。

・浦和と札幌は今季、後半開始から15分の時間帯での失点数がともにリーグワーストタイ(7)。浦和の前半開始から15分までの失点数はリーグワースト2位(6失点)。

・杉本健勇は浦和に加入する前の、コンサドーレ戦直近3試合では4得点に直接関与していたが(3ゴール+1アシスト)、現クラブに移籍以降の同クラブとの2試合ではノーゴール。


ベガルタ仙台 – 大分トリニータ

・仙台は大分戦通算6試合で4勝(1分1敗)。今季J1に所属している中では最も勝率の高い相手(66.7%)。また、ホームでの今カードでは3試合全勝(総スコア:9-0)。

・仙台は今季、ホームで唯一勝利を挙げていないクラブ(3分4敗)。今節でも引き分け以下だと、本拠地では2010年4月~8月以来の8試合連続未勝利となる。

・大分は今季、アウェイ戦7試合で5敗(1勝1分)。同クラブが昨季を通して敵地で喫した敗戦数をすでに上回っている(5勝8分4敗)。また、今季アウェイでは全ての試合で失点を喫している(1試合平均1.9失点)。

・大分が直近6試合で喫した失点数は6(1勝3分2敗)。それ以前の6試合では16失点を喫していた(1分5敗:1試合平均2.7失点)。

・仙台は今季決定率がリーグワースト(8%:15点/187本)。また、同クラブは決定機での得点数が今季リーグで最も少ない(4点)。

・大分はペナルティエリア外からの枠内シュート率が今季リーグベスト(55.6%:15/27本)。対する仙台は同エリアからの失点数が今季リーグワースト2位(5失点)。

・浜崎拓磨は仙台の直近4得点の内、2点にアシストとして関与。この2アシストはいずれもコーナーキックからのものであり、同状況からのアシスト数としては今季リーグ最多タイ。

・田中達也は今季直接関与した得点数がチーム最多(5点:3ゴール、2アシスト)。前節の湘南戦で記録したアシストにより、昨季23試合の出場で自身が記録した得点関与数を上回った(4点:1ゴール、3アシスト)。


横浜FC – 名古屋グランパス

・横浜FCは現在、今季2度目の3連敗中。また、直近11試合のうち10試合で複数失点を喫している(1試合平均2.4失点)。

・名古屋は直近5試合でわずか1敗(3勝1分)。このうち、複数失点を喫したのはわずか1試合のみ(1試合平均0.8失点)。

・名古屋は今季、アウェイ戦7試合でわずか1敗(4勝2分)。また、敵地での1試合平均失点数は今季リーグ最少(0.4:計3失点)。

・名古屋は神奈川県のクラブとの今季3試合で全勝。同一シーズン内の同対戦で4勝を記録したのは1998年が最後(当時:6戦全勝)。

・名古屋は昇格クラブとの対戦で現在10試合連続未勝利(6分4敗)。同対戦で勝利を挙げたのは、2016年10月の福岡戦が最後(5-0)。

・横浜FCは今季、先制点を喫した試合で全敗しており、その敗戦数はリーグワースト(8敗)。対する名古屋は今季リーグで唯一、先制点を挙げた試合で全勝している(6試合)。

・名古屋は今季、相手に許した敵陣PA内タッチがリーグで最も少ない(236)。対する横浜FCは、同項目が今季リーグ最多(419)。

・松尾佑介は今季、30回以上のドリブルを記録した選手の中で同成功率がリーグベスト(61.9%:26/42回)。対する名古屋のマテウスは、ドリブル回数が今季リーグ2位(39.7%:23/58)。


川崎フロンターレ – サンフレッチェ広島

・川崎は広島戦直近8試合で6勝(2敗)。今カードでは、それ以前の8試合で1勝しか挙げられていなかった(1分6敗)。

・川崎はホームでの広島戦直近12試合で複数失点を喫したのはわずか1試合のみ(1試合平均0.7失点)。この間、勝利を挙げた8試合のうち、7試合で複数得点を記録している。

・川崎は現在、3試合連続3得点以上を挙げて3連勝中。また、直近17試合でもわずか1敗しかしていない(14勝2分)。

・川崎はホーム戦で現在、7試合連続複数得点で7連勝中(1試合平均3.3得点)。今節勝利を挙げると、同一シーズン内ではクラブ史上ベストの8連勝を記録する。

・広島は現在、今季2度目の2連勝中。今節勝利を挙げると、同一シーズン内では2019年4月以来の3連勝を記録する(当時:5連勝)。

・広島は対戦時に首位のクラブを相手に現在2連勝中。このうちの1勝は、2018年シーズンにアウェイでの川崎戦で挙げたもの(1-0)。

・広島は今季、相手に許した1試合平均のドリブル成功数がリーグで2番目に少ない(6.1回)。対する川崎は、ドリブル成功数が今季リーグで2番目に多い(138回:1試合平均8.6回)。

・森島司は今季、20本以上のクロスを記録した選手の中で同成功率がリーグベスト(40.3%:31/77)。また、同選手はセットプレーからのラストパス本数が今季リーグ2位(16)。


サガン鳥栖 – 柏レイソル

・鳥栖は柏戦で現在の4試合連続未勝利を含み(2分2敗)、直近9試合でわずか2勝(4分3敗)。このうち複数得点を記録したのは2試合のみだが、それらの試合で勝利を挙げている(いずれも3-2)。

・鳥栖は直近6試合のうち、5試合で得点を挙げてわずか1敗(2勝3分)。それ以前の7試合では、すべて無得点に終わり5敗を喫していた(2分)。

・鳥栖はホームでの直近の試合を無失点で勝利(横浜FC戦:3-0)。本拠地で無失点での連勝を記録したのは、2018年9月が最後(当時:4連勝)。

・柏は現在、今季2度目の連勝中であり、直近11試合でもわずか2敗(7勝2分)。また、アウェイ戦では現在、2017年6月以来となる6試合連続無敗(4勝2分)。

・柏はアウェイでの九州のクラブとの直近7試合でわずか1敗(3勝3分)。また、同対戦では現在10試合連続1失点以下を記録している(計6失点)。

・柏は今季、決定率がリーグ2位(14.6%)。対する鳥栖は、決定率が今季リーグワースト2位(8.1%)。しかし、8月以降の同項目はリーグ3位(17%)。

・柏は今季、相手に許した1試合平均のドリブル成功数がリーグ最多(8.9回)。対する鳥栖は、ドリブル成功率が今季リーグベスト(63.8%)。

・三丸拡はクロス数が今季チーム最多(成功率24.6%:15/61本)。同選手は鳥栖に在籍していた昨季、オープンプレーからのクロス数がリーグ最多だった(成功率19.5%:25/128)。


横浜F・マリノス – セレッソ大阪

・横浜FM対C大阪の通算30試合では横浜FMが10勝9分11敗と、わずかに負け越している。現在今対戦では12試合連続未勝利(5分7敗)で、同一カードでの連続未勝利としては、1999年以降ではクラブ史上ワーストを記録している相手。

・横浜FMは現在今季ワーストの3試合連続未勝利(1分2敗)。開幕16試合で7敗以上したのは2008年シーズン以来(5勝3分8敗)で、クラブ史上でも3度目。

・横浜FMは現在、今季2度目の3試合連続マルチ失点中。優勝を飾った昨シーズンは1度も同記録を喫していない。

・横浜FMは今季リーグ唯一のポゼッション60%台を記録している(65.2%)。1万本台(10,412)のパス数を記録しているのもマリノスだけで、同成功率もリーグトップ(86.2%)。

・C大阪は現在今季チーム最長の4連勝中。開幕15試合で10勝を挙げたのも1999、2000シーズンと並びチーム最多タイ記録。

・C大阪は現在2試合連続無失点に抑えていて、今季クリーンシート数はリーグ最多の7試合。今季1試合平均失点数もリーグ2位(0.87)で、今季マルチ失点した試合数はリーグ最少の2試合。

・C大阪は今季枠内シュート3本以下の試合で挙げた白星がリーグ最多の6。過去2シーズンの同状況で挙げた勝利数に並んでいる(2018、2019シーズン共に各3勝)。

・坂元達裕は今季ドリブル40回以上記録している選手の中では、リーグ2位の成功率を記録している(57.8%:26/45)。直近6試合の同成功率は80%(8/10)で、この期間9回以上ドリブルを試みている選手の中では、リーグトップの成功率。


ガンバ大阪 – 湘南ベルマーレ

・G大阪対湘南の通算26試合では、ガンバが18勝1分7敗と勝ち越している。同クラブが10回以上対戦しているクラブの中では勝率がもっとも高いカード(69.2%)。

・G大阪は湘南戦直近12試合で10勝(1分1敗)。この間、複数失点を喫したのはわずか1試合(1試合平均0.8失点)。ホームでの今対戦でも現在6試合連続無敗(5勝1分)。

・G大阪は直近5試合で3敗していて、敗れた全3試合で3失点を喫している(1勝1分)。これ以前の13試合で記録した黒星と同数(9勝1分)。

・湘南は現在8試合連続未勝利(2分6敗)。今季清水と並びリーグワーストの10敗を記録していて、クラブ史上開幕14試合で1勝しか挙げていないのは今季だけ。

・湘南は今季アウェイ戦ではリーグワーストの敗戦数(6)及び失点数(19)。今季敵地での7試合のうち6試合でマルチ失点を喫していて、同地での平均失点数は2.7。

・湘南は前節大分戦で、昨年8月以来の2-0のリードを奪ったが引き分けに終わった。今季先制点を奪った試合で落とした勝ち点数はリーグワーストの13ポイント。

・宇佐美貴史は自身が出場した湘南戦直近4試合のうち、3試合で得点を決めている(4ゴール+1アシスト)。2015年シーズン以降、同選手がもっとも多くの得点を決めているカード。

・大岩一貴は現在2試合連続得点中。今季J1のDF登録選手としては最多タイ記録(他2人)。湘南のディフェンダーで最後に2試合連続ゴールを決めたのは2015年3月の遠藤航。