ガンバ大阪の高校生プロ、FW唐山翔自(とうやま・しょうじ、18)がJ1リーグ戦で2度目のベンチ入りを果たした。7月22日の第6節サンフレッチェ広島戦以来。前回は出番がなく、今度こそJ1デビューが期待される。

G大阪ユースに所属していた唐山は昨季、高校2年で2種登録され、J3で10試合8得点の活躍。Jリーグ史上最年少となる16歳345日でのハットトリックまで達成した。U-17W杯ブラジル大会でも日本代表として全4試合に出場した。

今季はまだ高校3年だが、これまでの実力を認められ、飛び級で1年早くプロ契約を結んだ。J3では15試合7得点(第17節終了時)と量産ペースを続けており、宮本恒靖監督(43)も以前からJ1での起用を検討してきた。既に8月12日のルヴァン杯1次リーグの湘南ベルマーレ戦ではJ1の公式戦初出場を飾り、2発デビューで衝撃を与えている。

21日に18歳の誕生日を迎えた唐山は、G大阪のホームタウンである大阪・豊中市生まれで、下部組織で育ち続けた生粋の選手。ヘッドや両足のシュートは力強く、相手の背後へ飛びだす動きも評価されている。14日からのU-19日本代表候補合宿にも参加し、来年のU-19アジア選手権、U-20W杯出場を目指している。