浦和レッズ大槻毅監督(47)が、選手間にある競争意識の高さに大きな手応えを示した。24日のセレッソ大阪とのホーム戦に備え、23日には降雨の中、さいたま市内で非公開調整。マルティノス、汰木の左右MF陣にゴールが生まれ始めたことに触れ「(2人は)7月に何試合が出た後に故障したが、今は非常に良いコンディションに持ってきている。体の充実が精神的な充実につながっているように見受けられる。心身ともに良いコンディションにいるのかな」と分析した。

2人の躍動を受け、MF陣を中心に他選手が刺激を受けているという。大槻監督は「今週1週間は『俺を使え』というような熱のあるトレーニングをしてくれた。非常に喜ばしかった。それが明日につながれば」と見据えた。アジア・チャンピオンズリーグ出場権獲得という今季目標に変更はないという指揮官は「何とか良いゲームになるように、セレッソさんを上回れるように」とキッパリ。上位のC大阪を撃破し、はずみをつける構えだ。