J2アルビレックス新潟はアウェーで磐田と1-1で引き分け。7試合連続負けなしとしたが、手痛いドローとなった。後半13分、FW鄭大世の今季6得点目で先制。守備では3試合連続スタメンのGK藤田和輝がビッグセーブを連発したが、終了間際に追いつかれた。これで13勝14分け6敗、勝ち点53で順位を5位に落とした。次節は15日、ホームに千葉を迎える。

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前節北九州戦から5人を入れ替えて試合に臨んだ新潟は、開始30秒でMFロメロ・フランクが左サイドを抜け出しファーストシュート。このまま勢いに乗るかと思われたが、徐々にMF遠藤保仁を軸とした磐田の攻撃に耐える時間が多くなる。29分、右サイドバックの新井直人が負傷し、DF堀米悠斗を投入。30分、右CKからピンチを迎えるがDF早川史哉がゴールライン際でシュートをかき出しピンチをしのぐ。反撃に出た35分、MF高木善朗の右クロスをDF舞行龍ジェームズが頭で合わせたが、相手GKの好セーブでゴールを割れず。42分には遠藤にポスト直撃のシュートを許すなど、ペースをつかめないまま前半を終えた。

後半開始5分過ぎから立て続けに攻め込まれる時間帯が続くが、GK藤田が好セーブを連発。最後尾からプレーでチームを鼓舞し、守備からリズムを作り出すと13分、後半開始からピッチに入った鄭大世がペナルティーエリア内でこぼれ球に反応し、左足を振り抜き先制に成功。終盤も体を張った守備で耐えたが44分、磐田FWルリーニャ(30)に同点ゴールを許した。上位3チームがそろって勝ち点3を奪う中、手痛い引き分けとなった。