J1清水エスパルスFWカルリーニョス・ジュニオ(26)が、2戦連続ゴールで3連勝に導く。17日は静岡市内での練習に参加。11対11のミニゲームでは、得点を奪うなど軽快な動きを見せた。「連勝してチームの雰囲気も良い。個人としても、疲れやケガなく戦えている」。チーム最多8得点のブラジル人助っ人は、次節21日のアウェー札幌戦へ向けて好調ぶりをアピールした。

前節14日のC大阪戦(3○1)は1得点2アシスト。全得点に絡んで今季初の連勝に貢献した。平岡宏章監督(51)の下では、4-4-2の布陣で2トップの一角に入る。「選手間の距離が縮まり、サポートも速くなった。やりやすい」と手応えを示した。

相性の良さも追い風だ。8月のホーム札幌戦(3○1)では、1得点を挙げており「良いイメージを持っている。次も自分がゴールを決めて勝利したい」と力を込めた。

背番号が固定制となった97年以降では、外国籍選手としてクラブ史上初めて背番号10をつける。大きな期待に対し「責任をプラスにとらえ、モチベーションにつながっている。常に良い状態でプレーする準備をしている」。言葉通り、今季リーグ26試合に出場して欠場は2月の開幕戦のみ。不動の地位を築いている。

今季は残り7試合となった。「最も大切なことはチームの勝利」と強調。エースが終盤戦でさらにギアを上げていく。【古地真隆】