J1浦和は25日、大槻毅監督(47)が契約満了のため今季限りで退任すると発表した。

また上野優作ヘッドコーチ、山田栄一郎コーチ(分析担当)、末藤崇成コーチ(分析担当)についても契約満了となった。大槻監督は18年に成績不振で解任された堀孝史前監督の後を受け、育成ダイレクター兼ユース監督から暫定監督に昇格。その後、オリベイラ監督にバトンを渡したが、昨年5月に監督に就任。こわもてな見た目から発する激情的なコメントはチームを高ぶらせ、一体感を高めてきた。

クラブを通じて「今シーズンをもって契約を満了することとなりました。シーズン終了後に改めてみなさまへ私からのコメントをお伝えさせていただきます。我々の目の前にはまだ4試合、大切な試合があります。まずはその試合に向けて、私に課せられた仕事を全うさせていただきます。これまでと同様、チームのサポートをよろしくお願いいたします」とコメントした。

立花洋一代表は、同じくクラブを通じて「今シーズンをもちまして、大槻毅監督との契約を満了することとなりました。大槻監督は2004年から浦和レッズ強化本部スタッフとしてクラブに携わり、その後も分析コーチ、アカデミーダイレクター兼ユース監督として浦和レッズのために力を尽くし、特に2018シーズンと2019シーズン、チームが不振の際には2度監督業を引き継ぎ、AFCチャンピオンズリーグで準優勝するなど、度々チームを救ってくださいました。2020シーズンも、リーグ優勝に向けたチーム強化3年計画の1年目として、チームコンセプトに沿ったベースを築く重要な役割を担っていただいております。大槻監督のこれまでのクラブに対する多大なる貢献や功績に、心より感謝申しあげます。今シーズンも残すところ4試合となりますが、浦和レッズは、目標に向けて最後まで全力で闘って参ります。みなさまにも引き続き、熱いサポートをお願い申しあげます」とコメントした。