J3優勝のブラウブリッツ秋田が、初出場の福山シティ(広島代表)を3-1で下し、準決勝進出を決めた。

前半14分、MF茂がゴール前でボールを奪ってシュートを放つもポストに直撃。それでも、跳ね返ってきたボールを茂がワンタッチで合わせて先制点を奪った。同41分に同点弾を許したが、同ロスタイムに右CKからDF韓が頭でボールをファーに送り、MF久富がゴール前で受けて右足で押し込み、前半をリードで折り返した。

後半は福山に攻め込まれる時間が長かったが、今季リーグ34試合で全18チーム最少の18失点に抑えた守備を武器に、体を張って粘り強く守り切った。同44分にはMF江口がFKを直接決めて突き放した。

27日の準決勝ではJ1優勝の川崎フロンターレと対戦する。吉田監督は「秋田にしかできない、秋田だからこそできることを執念強くぶつけることだけ」と闘志を燃やした。【相沢孔志】