J2アルビレックス新潟は21日、チーム始動に合わせて新加入のFW谷口海斗(25)、DF千葉和彦(35)、DF遠藤凌(22)、MF三戸舜介(18)が県庁を表敬訪問した。昨季J3得点王の谷口が今季に懸ける決意を示し、J1昇格への原動力となることを誓った。

佐久間豊副知事は冒頭「新潟へようこそ」と千葉ら新加入メンバーを歓迎した。「去年も非常に見ていて楽しい試合だった。J2新潟は県民に夢と希望を与える存在。また、新潟全体を元気にしてくれる誇りでもある。県としても私個人としても応援していきたい」と話し、「年末には笑顔で再会したい」とJ1昇格に期待を寄せた。

J3ロアッソ熊本から移籍の谷口は、20年シーズンに18ゴールを挙げ、J3得点王に輝いた。谷口は「早くチームの力になって全力で頑張るのでよろしくお願いします」とあいさつ。佐久間副知事から「今年はJ2の得点王目指して頑張ってください」と激励された。

三重県出身の谷口は新潟の印象について「雪がすごくてアウェー感を感じた」。すでにトレーニングをクラブハウスで開始しており、環境面の良さも感じているという。J3からJ2への昇格について「初チャレンジで不安もあるが、それよりもわくわくして楽しみの気持ちが大きい」と話し、得点でのチームへの貢献を意識。「2桁ゴールを目指して、自分がチームを勝たせたい」とJ1昇格に向けて意気込んだ。【飯嶋聡美】