清水エスパルスMF石毛秀樹(26)が、今季を復活のシーズンに位置付けた。29日は静岡市内で行われた練習に参加。約1時間のメニューを消化した。

過去2年はケガの影響で満足のいくプレーは出来なかった。「今年はケガなくシーズンを過ごす」。昨年は2度の右ハムストリングス肉離れでリーグ戦出場は2試合のみ。一昨年は右膝前十字靱帯(じんたい)損傷の重傷を負い、同出場6試合にとどまった。「2年間チームに迷惑をかけた。この時間を取り返すぐらいの気持ちで戦う」と決意を口にした。

既に故障は完治しており、16日の始動からキレのある動きを見せている。今季初の実戦となった、27日の常葉大との練習試合(5○0)では左サイドハーフで出場。FKで直接ゴールを狙うなど好調ぶりをアピールした。「(ボールタッチの)感覚は落ちていない。ポジションを勝ち取って結果を出し、前向きな1年にする」と力を込めた。

J2町田ゼルビアへの期限付き移籍から復帰したDFノリエガ・エリック(19)も取材に応じた。昨季は町田でリーグ戦7試合に出場。「今年は清水で試合に出る。ロングパスの精度や、ヘディングの強さを見てほしい」。J1デビューを目指し、プロ2年目のシーズンに臨む。【古地真隆】