J1サガン鳥栖のFW林大地(23)が、今季の「15得点以上」を誓った。9日、キャンプ中の沖縄からオンライン取材で対応し、今季目標に「2桁はノルマで15点以上まで伸ばせたらと思う」と意気込んだ。

昨季は大体大卒の新人ながら3試合連続など9得点し、チーム得点王に輝いた。大学時代のあだ名は「ビースト(野獣)」。野獣のような果敢なドリブル突破で今季も魅せる。

キャンプ中は、昨季の決定力の課題を踏まえ「シュート練習や強度の高いトレーニングをやっている。体のケアや食べる物に気をつかっている」という。さらなる飛躍のために「前の推進力やシュートを打つ時の最後の強さは自信を持っている。相手に警戒されても、1人で打開していけるよう開幕までにレベルアップしたい」と気合を込めた。

昨季限りでFWチアゴ・アウベス(27)やFW趙東建(34)らが退団。コロナ禍、外国人の入国制限で来日めどが立っていない新加入のナイジェリア人FWチコ・オフォエドゥ(28)とケニア人FWイスマエル・ドゥンガ(27)の実力も未知数。開幕から猛烈アピールできるチャンスでもあり「自分中心に前の選手と競い、高めあえればいいと思います」と燃えた。

今季から背番号も「16」→「8」に変更。大阪の履正社高校時代の背番号が「8」で、当時の監督から数字の中で唯一つながっている8を例えに「お前は無限(∞)に走れと言われ、8番が好きになった。(鳥栖でも)無限に戻ろうと思って8にしました」。心機一転、無限大のパワーで突き進む。【菊川光一】