J1浦和レッズのリカルド・ロドリゲス新監督(46)が12日、オンラインで取材対応し、沖縄キャンプ中にクラブ規律違反行為を犯した元日本代表MF柏木陽介(33)について「彼の処分について結論は出ていないが、私としては、彼が今回取ったような振る舞いは受け入れることが出来ない」と話した。クラブ側にも、同様の意思を伝えているという。

柏木は4日の午後4時から6時ごろの間、FW杉本健勇(28)とともに飲食店で外食していた。クラブは感染拡大防止の対策として、近隣のコンビニ以外への外出および外食を禁止していた。事態を重く受け止めたクラブは6日以降、2人を練習から外し、厳重注意と罰金を科した。

柏木は昨季に続き、繰り返しのチーム規律違反行為で、合流時期が未定となっている。同監督は「浦和をつくっていく段階。団結していかないといけない中で、残念。このような行為で、クラブの中でも疲れを感じてしまっている人がいる」と厳しかった。

杉本は、10日の全体練習から復帰。同監督は「彼は反省していた。チームに借りが出来た状態。今後の行動で、信頼を取り戻してほしい」と伝えたという。

13日には埼玉スタジアムで、J2のSC相模原とのトレーニングマッチを行う。ベテランMF阿部勇樹(39)が、新主将に就任した中で臨む一戦。指揮官は「楽しいサッカーを見せられたら」と意気込みを口にした。