8季ぶりに復帰した手倉森監督率いるベガルタ仙台が、執念で勝ち点1をつかんだ。

前半26分、ドリブルで突破したサンフレッチェ広島の新戦力、FWジュニオール・サントス(26)を、仙台DFシマオ・マテが後ろから倒し、決定機阻止で1発退場。その直後の同33分に広島が先制する。MF青山、MF浅野とショートパスをつなぎ、最後はサントスが右足を振り抜くと、DFに当たったボールがゴール左隅に吸い込まれた。仙台は前半に攻めあぐねていたが、後半ロスタイムにMF関口が左サイドから切れ込みシュート。最後は途中出場のFW赤崎秀平(29)がこぼれ球を押し込み同点とし、数的不利から土壇場で勝ち点1を拾った。