J1清水エスパルスの頼れるブラジル人助っ人が、パワーアップして戻ってきた。MFヘナト・アウグスト(29)は13日、静岡市内で非公開練習に参加。14日のホーム鳥栖戦(午後2時、アイスタ)に備えた。

10日の前節C大阪戦(1●2)で、後半35分からピッチに立ち、今季初出場を果たした。出遅れには理由がある。古傷の左膝へ負荷がかかり、昨季から慢性的な痛みを抱えていた。今季は負担を軽減するため、膝周辺の筋力を重点的に鍛えるメニューに取り組んできたからだ。「サポートしてくれたクラブに感謝している。フィジカルの調子も良い」と強調。ロティーナ監督(63)も「彼の復帰は好材料」と歓迎した。

来日3年目のヘナトは「Jリーグを代表する外国籍MFになりたい」と公言する。中盤で攻守にわたって存在感を放ち、クラブの躍進を支えてみせる。【古地真隆】