川崎フロンターレはFWレアンドロ・ダミアンに40メートル級の超ロングシュートが生まれたものの、後半ロスタイムの失点でヴィッセル神戸と引き分け、開幕からの連勝が5でストップした。

後半27分、神戸GK前川が前線へ大きく蹴り出したボールを、川崎F・DF谷口が素早くクリア。これを敵陣内に残っていたレアンドロ・ダミアンが拾うと、前に出ていたGKを確認するまでもなく、トラップで反転してハーフライン付近からゴールを決めた。前川のキックからレアンドロ・ダミアンの得点まで、わずか6秒の出来事だった。

オフサイドの可能性があり、VARのチェックが入ったが、ゴールが認められた。レアンドロ・ダミアンは「日頃からゲームではGKのポジショニングを意識している。彰悟(谷口)が足元にしっかりと出してくれたので、流し込むだけだった」と、技ありの一撃を冷静に振り返った。

アシストした谷口は「ダミアンがフリーなのは見えていたし、ダイレクトでボールを付けることだけを考えて蹴った。ダミアンはしっかりとGKを見て、すばらしいゴールを決めていた」。しかし後半ロスタイムに追い付かれ、「かなり細かいミスが連続していた。改善点は何個かある」と唇をかんだ。