横浜F・マリノスが、北海道コンサドーレ札幌相手に敵地で3-1の逆転勝利を収めた。FWオナイウ阿道が同点とすると、FW前田大然の今季7点目が飛び出し、決勝点となった。札幌は得点ランク首位のFWアンデルソン・ロペスに5戦連続ゴールが生まれたが、クラブ創設25周年記念試合を勝利で飾れなかった。

横浜は3分足らずの逆転劇で勝ち点3を持ち帰った。1点を追う後半26分、MF天野と水沼がピッチへ。同35分、天野がFWオナイウの足元にピタリと付けるクロスで同点弾を演出すると、2分後の37分には水沼が右クロスでFW前田のダイビングヘッドをアシストした。途中出場の2人の活躍に、ポステコグルー監督は「先発11人だけでやるものではない。交代で出た選手も一丸となってやると、いつも言っていることをピッチ上で表現できた。選手のすばらしい気持ちが見えた試合」とねぎらった。

後半ロスタイムにはFWエウベルのゴールも生まれて、終わってみれば3-1と快勝。今季敗れたのは川崎Fとの開幕戦のみで、ルヴァン杯を含めて8戦負けなしだ。4戦ぶりにゴールを決めた前田は「連勝しないと上に行けないと思うので、次も勝てるようにしたい」と、勝ち続けることの重要さを口にした。