2位名古屋グランパスは22日に、ホーム豊田スタジアムでガンバ大阪とJ1リーグ戦を行う。本来は3月3日に開催予定だったが、G大阪側に新型コロナウイルスの陽性者が出た影響で中止・延期となっていた。

名古屋は前節サガン鳥栖戦で今季11試合目で初黒星を喫し、連続無失点記録も途切れた。仕切り直しの一戦へ、マッシモ・フィッカデンティ監督(53)は21日、オンライン取材に応じて「記録は途切れたが、だからといって次も目の前の試合に勝ちにいくだけ」と、変わらぬ勝利への姿勢を見せた。

前節の失点と敗戦が、メディアで大きく取り上げられたことに、イタリア人監督は「それだけのニュースという位置付けにしていただいた。今後も全部勝ちたいが、次に負けた時がニュースになるくらい、遠い日になることを祈っている」と独特の言い回しで、再び快進撃を始める意気込みだ。

開幕6試合で1勝と調子がでないG大阪には、「メンバー構成はJリーグでもトップレベル。消化する試合数に差はあるが、いいサッカーをやっている印象がある。個人能力が高く、個人への警戒度は上げないといけない」と話した。

名古屋の対G大阪戦は通算24勝7分け27敗で、19年3月の勝利を最後に、その後は3戦未勝利。今回のG大阪戦を終えれば、29日に首位川崎フロンターレとの大一番が待つ。【横田和幸】