ガンバ大阪は27日、FW唐山翔自(18)がJ2愛媛FCに育成型期限付き移籍をすると発表した。期間は22年1月31日まで。

唐山は契約により、今季のG大阪と対戦する全公式戦に出場することができない。

大阪・豊中市生まれでG大阪の下部組織で育った唐山は、高3だった20年シーズンから飛び級でクラブとプロ契約を結び、J1リーグ戦には7試合に出場。飛躍が期待された2年目の今季は、外国籍選手の補強で選手層が厚くなり、ここまでベンチ入りしていなかった。

178センチ、65キロのストライカーで、19年にはU-17ワールドカップ(W杯)日本代表に選出され、24年パリ・オリンピック(五輪)も狙える逸材として期待されている。

移籍先の愛媛は、今季ここまで22チーム中19位に低迷し、J3自動降格の危機にある。開幕から不振を極めたことで、G大阪で選手、指導者として実績のある実好礼忠監督(48)が今月7日にコーチから昇格し、指揮を執っている。

唐山はクラブを通じて「アカデミー(下部組織)のころから応援してくれた方々、パナソニックスタジアム吹田で応援してくれた方々に、成長してゴールを決めている姿をお見せできるように頑張ります」などとコメントした。