ベガルタ仙台は清水エスパルスに1-4で完敗し、1試合を残して1次リーグ敗退が決まった。

勝ち点3を上積みし、最終節に逆転突破の可能性をつなぎたい状況で、前半36分、MF佐々木匠(23)が仙台の一員として1442日ぶりのゴールで先制した。しかし、同41分、同ロスタイム、後半3分と立て続けに失点。あっという間に逆転されると、同44分にも追加点を奪われ力尽きた。

仙台ユース出身の佐々木にとって17年5月24日のルヴァン杯札幌戦以来となる仙台でのゴールだった。同年途中から徳島、讃岐、山口と3季連続でJ2へ期限付き移籍を経験し、昨季復帰。前半36分、こぼれ球を拾い、右足で流し込んだが、「チーム全体でしっかり試合運びできなかったことがすべて」と悔やんだ。

手倉森誠監督(53)は「同点にされたときの富田のアクシデントによる交代、シマオ(マテ)が相手にイライラさせられて献上したPK(2失点目)と自滅した試合になった」。この敗戦を糧にして「悪い結果を良い結果につなげられるようにやるだけだと思う」。リーグで今季初勝利を挙げた1日のホーム柏レイソル戦に続き、9日のアウェー浦和レッズ戦でリーグ2連勝を狙う。

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