サッカー天皇杯の2回戦で、関西リーグ1部(国内5部相当)のおこしやす京都ACが16日夜、敵地でJ1サンフレッチェ広島を5-1で破り、ジャイアントキリングを果たした。

おこしやす京都は、前半28分の先制後、2-1リードで前半を終え、後半も3点加点。格上に敵地で5発大勝-。サポーターも、サッカーファンも、これにわき上がったが、公式ホームページも過熱しすぎて、一時ダウンするハプニングがあった。

広島にリードを保って前半が終わる直前から、ホームページの動きが鈍くなり、試合終了の頃には、公式ページでクラブの概要や選手を確認しようとする人が殺到したこともあって、ほぼ機能しなくなる時間帯があった。その後、復旧したものの、注目度急上昇を象徴するできごととなった。

おこしやす京都は、もともと02年に神戸で子供向けサッカースクールとして誕生したのがルーツ。05年に京都フットボールリーグに参加し、10年から、J1リーグから見れば国内5部に相当する関西サッカーリーグに参戦。12年に関西サッカーリーグ1部で優勝した。

18年から「おこしやす京都AC」にクラブ名を改称し、19年は関西サッカーリーグ1部で無敗優勝を飾っている。

クラブの目標は、JFLへの昇格で、この日の試合後、滝原直彬監督(35)は「自信になった。これをJFL昇格につなげられるか。しっかりリーグ戦も戦っていきたい」と話していた。