C大阪FW大久保嘉人(39)が、ACLで7年ぶり通算2点目を決めた。第4戦は3-0でポート(タイ)に完勝。大久保は前半終了間際、チーム2点目となる貴重な追加点を右足で挙げ、14年川崎F時代以来のゴールで大ベテラン健在を証明した。通算3勝1分けで首位を守り、残りは2戦。6日に最下位広州FC(中国)と戦う。2日の試合で、川崎Fはユナイテッド・シティー(フィリピン)に8-0で大勝し3連勝でI組首位を守った。

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大久保が川崎Fに所属した14年4月22日、1次リーグ蔚山(韓国)戦以来のACL通算2点目(16試合目)を決めた。前半終了間際、MF原川の右CKがDFチアゴを経由し、大久保がヘディングシュートを放つ。相手GKがはじいたところを右足で再びシュート。文句なしの1発だった。

「絶対に勝たないといけない試合だった」と大久保。前節も同じポートに控え中心で臨んで引き分けの不覚を取った。この日は先発8人を変更し、ベストに近い顔ぶれ。2戦連続先発のエースは「前から球を奪って速い攻撃をしようと話していた。早めに点が取れてよかった」。前半12分のDF丸橋の先制、大久保の中押し、MF坂元のダメ押しと理想的な展開だった。今季はJ1を含めて公式戦19試合7得点と好調を維持する大久保は、過去最高の8強超えはもちろん、悲願のアジア制覇を狙う。