J2ジュビロ磐田からドイツ・ブンデスリーガ1部のシュツットガルトに期限付き移籍するMF伊藤洋輝(22)が、磐田でのラストマッチを勝利で飾った。

3日のホーム新潟戦で先発出場し、3-2の勝利に貢献。前半6分にスルーパスでMF松本昌也(26)の先制点をアシストした。試合後のセレモニーでは「8連勝して、最高の形でドイツに旅立てるのは幸せ」と、涙ながらに感謝の言葉を述べた。

セレモニー後は選手の手で胴上げされ、エコパスタジアムを1周してサポーターとの別れを惜しんだ。「これからは1人のサックスブルーサポーターとして、J1昇格のニュースを聞けることを楽しみにしています」と思いを託した。

チームはリーグ前半戦を終え、15勝2分け4敗で「首位ターン」。鈴木政一監督(66)は「まだ課題はある。しっかり改善してチームとして成長していきたい」と先を見据えた。【神谷亮磨】