ヴィッセル神戸は7日、プレミアリーグ・ニューカッスルを契約解除になった元日本代表FW武藤嘉紀(29)の完全移籍による獲得を発表した。FC東京時代以来、6年ぶりのJリーグ復帰になる。

本人はクラブを通じて「大きな熱意を持ってお誘いいただき、また自分自身もチームのビジョンに強く共感したため、今回の移籍を決断致しました。1日も早くチームに溶け込み、神戸のサポーターの皆様には自分ができる最高のプレーをご覧いただき、一緒に勝利を分かち合いたいと思っております。これまで支えてくださった全ての皆様への感謝を忘れずに精進してまいります」などとコメントを発表した。

東京生まれの武藤は、慶大から東京入り。15年にマインツ(ドイツ1部)、17年にニューカッスル、昨季はエイバル(スペイン1部)に期限付き移籍していた。179センチ、72キロのストライカーで、J1通算51試合23得点、18年ワールドカップ(W杯)日本代表など国際Aマッチ通算29試合3得点の実績がある。

神戸はドイツ2部ブレーメンの日本代表FW大迫勇也(31)の獲得も決定的となっており、今夏にセルティックへ移籍した古橋の代わりに、2人の代表級選手を獲得することになる。