“兄貴”よ、勝負だ! 

J1セレッソ大阪DFで東京五輪日本代表の瀬古歩夢(21)が24日、地元の1学年先輩である湘南FW池田昌生(まさき、22)との対決を待ちわびた。25日の対戦(ヨドコウ)を控え、オンラインで取材対応。大阪・中泉尾小、大正東中と同じ道を進み、C大阪の下部組織でも共にプレーした間柄で「(J1での対戦が)考えられなかったので、非常に楽しみ。昌生も気持ちが高ぶっていると思いますし、自分も昌生も大阪で育った。家族とかもうれしいと思う。準備して、はじき返せるようにしたいと思っています」と力強く言い切った。

池田は京都・東山高から福島ユナイテッドFCを経て、今季から湘南に加入。得点こそないが、存在感を示している。瀬古は「全然連絡してくれない」と普段のやりとりの状況を明かし「(自分にとって)兄貴ですね。小学校、中学校とチームも一緒。練習の行き帰りも、ずっと2人でした」と少年時代を懐かしんだ。

前節の横浜FC戦でリーグ約4カ月(12試合)ぶりの白星をつかみ、本拠での戦いで良い流れをつなぎたい。DFラインを組むチアゴとの関係も「試合を重ねるごとに徐々に良くなってきている」とキッパリ。“兄貴”を封じて、2連勝をたぐり寄せる。【松本航】