ヴィッセル神戸に加入した日本代表FW大迫勇也(31)が、25日のアウェー大分トリニータ戦で新天地デビューする可能性が高くなった。三浦監督が24日、大分遠征のメンバーに入ったことを明言し「ドイツで試合もしていたし、その後の隔離期間を含めて(体調は)100%でないと思うが、そこまで落ちているとも感じてはいない。FWとしての能力は間違いない」と太鼓判。後半からの途中出場が濃厚だ。

ドイツ2部ブレーメンから移籍した大迫は、自主隔離期間明けの23日に神戸市内での練習に初参加。この日を含めても、わずか2日間の練習でぶっつけ本番になる。出場すればJリーグでは鹿島時代の13年12月7日広島戦以来。背番号10の初お披露目になり、22日の入団会見では「FWとしてもう1回ゴールを取り続け、チームを勝たせたい」と決意していた。

同時に移籍したFW武藤嘉紀(29)は既に21日鹿島戦後半から、こちらもぶっつけデビューし、決勝アシストを記録している。大分戦は初先発して途中から大迫と2トップを組む可能性もある。「(そうなれば)いい関係がつくれる自信もあるし、楽しみにしています」と自信をのぞかせていた。