降格圏の18位に沈む仙台が東京に1-2で惜敗し、リーグ戦未勝利が「10」に伸びた。それでも、DFアピアタウィア久(22)がプロ初ゴールとなる同点弾を決め、チームでは5戦ぶりの得点を記録した。

前半17分に先制を許したが、1点を追う後半17分。相手陣内の中央から始まったセットプレーで、MF上原がゴール前に供給したボールを頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。「ファーポストに蹴るから突っ込んで来いと言われて突っ込んだ。プロ初ゴールは自信になった」と、振り出しに戻した一撃を振り返った。

以降はGKスウォビィクのビッグセーブも光り、簡単に得点は許さない。しかし後半終了間際。DF福森がペナルティーエリア内でファウルの判定を取られ、東京FWオリヴェイラがPKを冷静に決めきり、再び勝ち越された。

次戦は29日、ホーム鳥栖戦。8月に開催される最後のゲームだ。アピアタウィアは「残留するためには、もう負けられない。1試合1試合、全力で勝ちにいきたい」と力を込めた。降格圏外の16位清水とは勝ち点差6。脱出に向けて、チーム一丸で勝ち点を積み上げていく。