J2ジュビロ磐田は1-1でSC相模原と引き分けた。1点を追う後半44分、MF山本康裕(31)が同点弾。土壇場で追いつき、勝ち点1を拾った。勝てなかったが、攻撃陣は15試合連続で得点を挙げている。一方で守備は7試合連続で失点中。無失点に抑えれば、おのずと結果もついてくるだろう。

直近は3試合連続で先制点を許す苦しい展開を強いられている。ゴールを奪える攻撃力があるだけに、安易な失点は避けなければいけない。DF伊藤槙人(28)は「失点をなくせば負けることはない。前線はすばらしい選手がたくさんいるので絶対に点は取ってくれる」と話す。勝つ確率を上げるためにやらなければいけないことは明確だ。

今季も残り15試合で現在順位は2位。リーグ終盤に向けて勢いをつけるためにも、「完封勝利」がほしい。鈴木政一監督(66)も「常に勝ち点3を目指しながらやっていきたい」と意気込んだ。勝つためにはまず失点しないことが最優先。次戦は慎重な試合運びを期待したい。【神谷亮磨】

▽得点経過 前半37分 藤本淳吾(相模原)後半44分 山本康裕(磐田)