横浜F・マリノスは3-1でサンフレッチェ広島に逆転勝利を収めて、首位川崎Fとの勝ち点差を再び1とした。

同点弾を決めたFW前田大然は今季15得点目で、セルティックに移籍した日本代表FW古橋に並ぶ得点ランク首位に躍り出た。前田は「フロンターレがACLに行ったので(今週末試合がなく)、プレッシャーをかけられていると思う」と、自信たっぷりに言った。

立ち上がりは広島のプレッシャーにうまくボールを運べなかったが、1点を追う前半36分、FWマルコス・ジュニオールのシュートを前田が触ってコースを変えて、同点に追いついた。同ロスタイムには左CKのチャンスを得ると、DF実藤がエリア内で後ろ向きに相手を背負い、FWマルコス・ジュニオールが入れたボールに右アウトサイドで合わせてオーバーヘッド風に決めた。

直近の試合でDF畠中が全治約半年の大けがを負い、前日練習ではDFチアゴ・マルチンスも負傷した。主力センターバック不在の中、今季3度目の先発機会を得たベテラン実藤が、J1では5季ぶりのゴールでチームを救った。マスカット監督は「新しく、今までやっていない選手が入ったとしても、やることは変わらない」とねぎらった。アクシデントに負けず、川崎Fを追い続けていく。