北海道コンサドーレ札幌DF福森晃斗(28)がリーグ戦6試合ぶりに復帰する。16日横浜戦(日産スタジアム)での先発が濃厚だ。9月5日ルヴァン杯準々決勝の東京戦で右膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷し、離脱していた。9日のエリートリーグ清水戦で約1カ月ぶりに実戦復帰してフル出場。「試合勘はだいたいつかんでいる」と力強い。

負傷時から横浜戦復帰を描き、順調に回復した。欠場した5試合、チームは2勝3敗。敗戦は全て完封負けで、セットプレーでキッカーを務める福森の不在も響いた。「自分は(5試合で)みんなが頑張ってきた分、穴を埋めるように目に見える結果を求めていきたい」と巻き返しに意欲。ペトロビッチ監督(63)は「彼が戻ったことで攻撃における危険なパスはチームにとってアドバンテージ。武器になる」と話した。

相手はリーグ最多17得点のFW前田ら攻撃陣が強力。ルヴァン杯プレーオフ含め今季4度目の対戦。毎試合、点を取り合う展開になっている。福森は「マリノスとやる時がJリーグで一番タフな試合。走り負けないところが大事。いかに抑えられるか」と見据えていた。【保坂果那】