J2アルビレックス新潟はホームで愛媛を2-0で破った。前半31分にMFロメロ・フランク(34)が右CKからのこぼれ球を頭で押し込み、先制。後半は押し込まれる時間帯もあったが、同ロスタイムに後半途中出場のFW鈴木孝司(32)がPKを冷静に沈めて勝負を決めた。雨の中、スタジアムに駆けつけたサポーターに6試合ぶり勝利を届けた新潟は暫定5位に浮上。次節21日、アウェーで群馬と対戦する。
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ベテラン2人が試合を決めた。先制点を奪ったのはロメロ。前半31分、MF島田譲(30)の右CKをDF藤原奏哉(26)がファーサイドで折り返し、ポストに跳ね返ったところを相手と競り合いながら頭で押し込んだ。「序盤からセットプレーでいいボールが来ていたので、こぼれ球は意識していた」と狙い通りの今季6ゴール目を振り返った。
ロメロは右MFで先発出場。体の強さを生かしたボールキープを軸に味方の攻め上がりを引き出し、自らも果敢にゴール前に飛び込んだ。「監督から『前線の3人は(体力を)出し切れ』と言われていた」と明かしたように前線からの守備も手を抜かず、後半21分に交代するまで相手守備陣に圧力をかけ続けた。「もっとパワーを出して攻撃はできたと思うが、勝てて良かった」と6試合ぶり勝利を喜んだ。
追加点を奪った鈴木はロメロに代わって途中出場。押し込まれる時間帯が続く中、同ロスタイムに自ら倒されて得たPKを右隅に決めた。「PKは自分との闘い。GKの動きを見て、うまく決めることができた」。これで今季8ゴール目。目標の2桁得点にあと2に迫った。「(2桁は)意識している。残り3試合で達成したい」と力を込めた。
この日は雨の中、7837人のサポーターが選手の背中を押した。複数得点は9試合ぶり。鈴木は「『昇格がなくなっても集まってくれるサポのためにも勝つ』と、みんな試合前から力が入っていた。次も勝って喜び合いたい」と残り3試合全勝締めを誓った。【小林忠】
▽アルベルト監督(9試合ぶり複数得点)「シュート数に対して得点が少ない。決定力不足は依然として課題。いい形で攻撃はできているので最後の精度を高めないと。ただ、中盤でのアグレッシブな姿勢には満足している」。



