今季限りで退任する大分トリニータ片野坂知宏監督(50)が30日、今季最終戦での白星締めを誓った。

川崎Fとの準決勝まで進んだ天皇杯終了まで指揮を執る予定だが、リーグ戦は12月4日の柏レイソル戦(三協F柏)が最後となる。J3から率いて6年目の集大成を見せるべく、柏戦に臨む覚悟だ。

この日、大分市内で練習後にオンラインで取材に応じ、最終戦へチームは「リーグ最終戦で勝ち、川崎フロンターレ戦へ向けていいゲームをしようという雰囲気」。天皇杯までを「最後まで出しきってやることが大分での私の使命」と意気込んだ。

すでにJ2降格は決まっている。だが、敵地で柏に勝って「タイトルを取れれば、何かしらファン、サポーターの励みになる」と前向き。天皇杯へ弾みをつける勝利に導く。