WEリーグ勢は4回戦から登場。アルビレックス新潟レディースは、ちふれ埼玉に2-0で快勝し、2大会連続8強入りを決めた。前半43分MF山谷瑠香(26)が先制ゴール。後半開始早々の3分にはMF茨木美都葉(23)が追加点を奪った。後半17分にはリーグ戦開幕からケガで戦線離脱していたMF川村優理(32)が途中出場で復帰。大黒柱が戻り厚みを増したチームは29日の準々決勝・C大阪堺(なでしこ1部)戦に臨む。

新潟は初戦快勝で好スタートを切った。序盤、相手ペースの苦しい展開も、前半終了間際の43分に山谷のゴールで先制した。相手守備陣がエースFW道上彩花(27)を警戒しているのを察知。こぼれ球に冷静に対応し右足でシュートを放った。先制でリズムを取り戻し、1-0で折り返すと、後半は今季から新加入の茨木が初ゴールで続く。村松大介監督(44)は「選手たちの『勝ちたい、次のステージに進みたい』という気持ちが結果に表れた」と試合を振り返った。

大黒柱も戦列に戻ってきた。後半17分、川村が山谷と代わって出場。深々と一礼しピッチに立つと、会場からは拍手と歓声が湧いた。川村はリーグ開幕直前に古傷の右膝を痛め、戦列を離れた。プレシーズン戦、日テレ東京V戦(5月30日)以来の出場に「たくさんの方が待っていてくれたと感じた。ここからが自分のスタート」と言った。

苦しいリハビリ期間。心の支えとなった親と、復帰を心待ちにするサポーターの存在が気持ちを奮い立たせた。「トーナメントで勝利できたことは良かった。きつい時こそ、ボールを受けて周りを動かしたい。もう少しできたかなと思う」。コンディションはまだ万全とはいえない状態だが、攻守でチームに貢献する意欲をみせる。リーグ戦前半は2勝2分け5敗と苦戦も、待ち望んだ大黒柱の復帰でチームはパワーアップ。過去、準優勝4回と好成績を残す皇后杯で上位進出へ突き進む。【飯嶋聡美】