JFL鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FWカズ(三浦知良、54)が27日、大阪府内での第2次自主トレを打ち上げた。

J2横浜FCから、今季は鈴鹿への期限付き移籍となった大ベテラン。12日間で1日も休まず自主トレを行ったカズは「(メニューを)落とす日はあったが、なんだかんだで丸1日の休みは取らなかった。後半はだいぶ疲れました。今日も軽い練習だが(体は)ちょっと重い。けがが怖い部分もありますから」と、最終日のこの日は主に室内調整で打ち上げた。

今季初めて挑むJFLへ、鈴鹿の全選手による始動は31日の予定。2月に55歳を迎え、年間30試合のリーグ戦に臨む。

「(今合宿で)学生が参加してくれて、対人プレーもいっしょにできたし、準備段階としてはいいんじゃないですか。慎重に(鈴鹿の全体練習に)入るためには、これくらいの疲れが出た方がいい」と前向きだ。

鈴鹿のメンバーは顔と名前がまったく一致しない状況で、練習環境も大きく変わる。「想像がつかない」というカズだが、それでも「いろんな経験をしている中で、それほど大きな違いはない」と意に介していない。

「チームが目指しているものを、自分も鈴鹿の一員としてかなえたい。それに全力を尽くしたい」と、来季のJ3入りを目指す。今季開幕は3月13日、ホームでラインメール青森と対戦する。