J1リーグ開幕対戦カードオンライン記者会見が15日、行われた。

19日のサンフレッチェ広島-サガン鳥栖(午後2時、Eスタ)のカードは、広島がDF塩谷司(33)、鳥栖はMF藤田直之(34)が会見に参加した。

昨季11位だった広島の塩谷は、昨年途中までアルアイン(UAE)に在籍し、10月に4年ぶりに古巣復帰していた。森保一監督(現日本代表監督)が指揮を執っていた15年以来、7年ぶりの優勝を目指す。

その中でベテランの域に達した塩谷は「経験の浅い選手に対して勝者のメンタリティーや、サッカー以外のことでもいろんな経験を伝えたい。優勝を知ることで彼らも1つ成長できる。タイトルを取ることを目標に帰ってきた」と、若手を引っ張ることを意識する。

新たに就任したドイツ人のスキッベ監督が、入国制限でいまだ来日できていないが「それを言い訳にするつもりもない」と、現有のコーチングスタッフとの一枚岩を強調する。

C大阪から今季、7年ぶりに古巣復帰した鳥栖の藤田は「鳥栖が昔から大事にしている戦う姿勢や、走りきる伝統的なところはこれからも強みである。今季は19人も新加入選手がいて本当に大きく変わったが、そういうところを意識しつつ新しい色を出せれば」と意欲的だ。

藤田はかつて鳥栖に15年までの6年間在籍し、4年間も主将を務めた。再び大黒柱の役目を担う。昨季7位と健闘したものの、オフには多くの主力退団した鳥栖は、今季から川井監督が新たに指揮を執る。