J1リーグ開幕から4戦未勝利(2分け2敗)のヴィッセル神戸三浦淳寛監督(47)が5日、6日サンフレッチェ広島戦(Eスタ)に向けてオンラインで取材に応じた。

前節横浜Fマリノス戦で左膝を負傷し、途中交代していたFW武藤嘉紀に関して「みなさん、気になると思うが、明日(広島戦)は正直難しい。(詳細については)改めてクラブから話があると思う」と、一定期間の離脱を示唆した。

横浜戦では前半途中、ゴール前で相手との接触があり、担架で運び出されていた。ここまで1得点だが、ゴール前で安定した働きをしていた。

神戸の攻撃面は開幕から4試合で3度の無失点、守備も3度の2失点試合をしており、立て直しが急務とされている。三浦監督は「下を向いてもしょうがない。みんなで乗り越えていきたい」と説明した。昨季も3試合連続ドローなど、勝ち点が伸びない時期を経験してのクラブ史上最高の3位に躍進。「(そういう経験から)学ばないといけない」と焦りを封印した。

開幕から4戦未勝利は99年以来で、当時は6戦目で初勝利を挙げている。

また、コンディション不良で全戦欠場が続く絶対的なセンターバック、DF菊池流帆(25)に関し、指揮官は「なかなか試合に絡むことができなかったが、彼のモチベーションの高さを感じているので、試合に出た時によさを発揮してくれるのでは。戦えるコンディションになりつつある」と初出場に含みを持たせた。