湘南ベルマーレは、今季加入したFW瀬川祐輔(28)の移籍後初得点で先制も、鹿島アントラーズに逆転負けし、開幕から5戦未勝利となった。前半16分、瀬川が放ったシュートは、ゴールラインで鹿島DF常本がボールをかきだすも、VAR判定の末にゴールが認められ、今季初めて先制に成功した。だが、後半4分、中盤でボールを失いカウンターを浴び、相手エースの上田に強烈なミドル弾を浴び同点に。その後もカウンターから勝ち越し点を許した。

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瀬川は「先制点が大事と感じていて、しっかり先制点をとれたのは良かったが、2失点とも自分たちのミスで失点してしまった。そこが課題。もったいない試合だった。そこで勢いを与えて2失点したのは課題」と悔やんだ。

今季鹿島から加入したMF永木も「非常にもったいない。自分たちのミスからの失点で反省しないといけない」と振り返った。ただ、練習から取り組んだ攻撃の形を何度か出せたことを前向きにとらえている。

5戦未勝利で最下位に沈んでおり、永木は「今日の反省を生かしていかないと。今日の試合を教訓にして、もっとレベルを上げてパフォーマンスを上げていかないとズルズルいってしまう。引き締めていければ」と危機感を口にした。