ベルギー1部シントトロイデンの元日本代表MF香川真司(33)が25日、大阪市の舞洲グラウンドで行われた古巣セレッソ大阪のチーム練習に6日連続で参加した。

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電撃的に参戦した19日の初練習から、24日のオフをのぞいて、ここまで「皆勤賞」。香川の追っかけファンも現れるなど、この日は一般公開した練習日の中では、今季最多約150人の見学者でフィーバーした。

舌を巻いたのは、恩師であるC大阪小菊昭雄監督(46)だった。

「本当に1プレー、1プレーだったり、練習後に1人最後まで残ってジムで体と向き合う姿とか、すべてが他の選手にはすばらしい学びの時間になっている」

10年夏にC大阪からドルトムントに移籍したが、当時からチームメートだったDF丸橋祐介(31)も「何年も会っていなかったけど、相変わらずプレーがうまい。間違いなく、チームにいい影響を与えている」というほど。

C大阪では面識のない選手が多い中、香川は在籍メンバーの名前や顔、プロフィルなどを下調べしていたようだ。初対面だったDF舩木翔(24)は「いきなり『頑張れ』と言ってもらった。僕、ほんまに香川選手の応援で昔、長居まで行ってましたから」と興奮を隠せない。

ベルギーリーグの日程が10日に終わり、本来は香川にとってオフの期間だが、ワールドカップ(W杯)イヤーのため、休まずにコンディションを上げることを最優先に、小菊監督に相談した上で古巣での練習参加が決まった。

香川の練習参加は3週間の予定だといい、来週末まではピンク色のC大阪の公式練習着を使って、33歳は自らを追い込んでいく。