柏レイソルのFW小屋松知哉(27)が26日、ホームでのサガン鳥栖戦(29日)に向けオンライン取材に応じ、リーグでの連敗脱出を誓った。

チームは23日のルヴァン杯・コンサドーレ札幌戦で、後半ロスタイムの2発で劇的な逆転勝ち。公式戦の連敗を止めた。小屋松はベンチ入りしていなかったが「普段出ていない選手が結果を出して、チーム内競争と団結する部分で、よりチームが一段階、上に行けたと思っている」と手ごたえを口にする。それだけに、鳥栖戦へ「踏ん張って上昇気流に乗れるかが大事。点が入らないときにどう我慢して失点をしないかは課題になる。前半で失点をすることが多いので、前半を耐えて後半立て直すことがこれから大事になる」と、リーグでの連敗脱出へ意気込んだ。

ネルシーニョ監督(71)は、左アキレス腱(けん)を断裂し、試合や練習は、ピッチ外から見守っている状態だ。練習も試合も、リアルタイムですぐに指示を出すことができない。小屋松は「監督の存在感は、だれも疑う余地がない。守備の部分は、監督の存在は大きいとは正直思っている」と指揮官の存在の大きさを感じている。だが「だからできないよね、となるとそれはまた選手の問題。監督に甘えるのでなく、選手たちでやっていく、ある意味チャンスなのかなと。ルヴァンで結果を出したのは良かったし、チームみんながだれが出ても結果が出せるようにあげていくことが大事」。監督不在のピンチをチャンスに変え、チーム力の向上を目指していく。