ヴィッセル神戸のパリ五輪世代FW小田裕太郎(20)が、後半途中から待望の戦列復帰を果たした。3月19日清水エスパルス戦以来、今季6試合目の出場。神戸は今季12戦目で初勝利を挙げた。

後半38分に途中出場した小田は、その4分後、カウンターから俊足を生かしたドリブルでゴール前を急襲。左足で迫力あふれるシュートを放ったものの、相手GKに好セーブされ、今季初ゴールはならなかった。

「無事に復帰できて、あとはゴールも決めたかった。故障していたところは影響なかった」

U-21日本代表で参加した3月下旬のドバイ杯では、決勝ゴールを挙げたU-23クロアチア戦で左大腿(だいたい)部裏側を肉離れ。途中離脱で無念の帰国となっていた。

その後、神戸でのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグも欠場。J1開幕から未勝利が続いた、チームの得点力不足を埋める存在として復帰が待たれた。

ロティーナ監督が就任して初めての出場でもあり、小田は「ポジショニングなどやることは、はっきりしている」。ロングボールも多用する現在の神戸では、カウンターで相手に脅威を与えられる小田は、降格圏脱出や上位進出へキーマンになりそうだ。

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